同等学力日语

考试试题

[单选题]電車の中でうとうとしていたので、半分夢を見ているような感じだった。駅の名前を聞いて、慌てて降りた。ホームは冬の厳しい空気(56)張りつめた感じがしていた。(57)をしっかり巻き直して改札を出た。 タクシーに乗って宿に行ってほしいと告げたら、運転手さんは場所がわからないと言った。新しい小さな宿だし、だいたいの住所で降ろして(58)ことにした。まわりは畑ばかりで、遠くに滑らかな山が見えた。宿を示す小さな看板を見つけて、私はその指示(59)、細い坂道を登って行った。(60)いたその時、私は前方に知っている誰かの気配を感じた。 家の前の道路にアロエがはみ出して困ったね、という話題が出たのは、去の冬のことだった。 父も母も私も、妹が300円(61で)買ってきて庭に植える所がないからと玄関脇に植えたアロエのことなど、すっかり忘れていた。雑誌が何かの影響を受けて、アロエは万能だ!だから飲むとか、傷口(62)貼るとか、しきりに言っていた妹もすぐにそのアロエ熱から冷めて、世話(63)レなくなった。(64しかし)、水もろくにやらず、陽当たりもそれほどよくなかったのに、アロエは育っていった。育ちすぎて、気づいたら木のようになり、道に大きくはみ出し、さらに気色悪い形をした真っ赤な花(65)咲かせていた。
[单选题]通学電車 高校時代の三年間は、毎日が小さな旅だった。一時間かけての電車通学。ひとつずつ止まる駅には、それぞれの表情があった。始発の武生を出て四つ目に上鯖江という駅がある。いつもそこから乗ってくる親子がいた。足が不自由らしい少年を、かなりの年配[?注?1]?見うけられる母親が背負ってくるのである。 田舎の電車とはいえ、一応朝のラッシュ?アワーである。武生駅でほぼ座席は埋まってしまい、二つ目以降の駅で乗る人はみな立つ(46)。通勤や通学の人間がほとんどなので、なんとなくそれぞれの定位置があって、互いに言葉こそ交わさないが、その時間のその車両での顔見知りといった関係になる。 どんなに混雑していても、上鯖江まで空いている座席があった。二両目の真ん中あたり。そのが少年を背負ってくる母親の定位置なのである。はじめのうちは、乗ってくるたびに誰かが席を譲っていたのだろう。が、そこに47?[?注?2]?乗りあわせる人たちの暗黙の了解みたいなものがいつのまにかできて、どんな混みあってもその席には座る人はいなかった。 座席の色が違うわけでもない。「お年寄りや体の不自由な人に席を譲りましょう」そんなシールがでかでかと貼ってあるわけでもない。48お互いに名前も知らない。何をしているのかも知らない。けれど、一日の中のある時間を共有している。49?そこから生まれた不思議なつながり。そこから生まれた[?注?3]?シルバー??シート。 高校を卒業してから七年になる。あの電車に乗りあわせる人々の顔ぶれもずいぶん変わったことだろう。今でも上鯖江で、あの親子は乗ってくるのだろうか。ならば今でも上鯖江まで、あそこの席は空いているのだろう。二両目の真ん中あたり。[?注]?見うける:看上去乗り合わせる:?(和别人)偶然同乘シルバー??シート:老弱病残孕专座 47?.「?乗り合わせる人たちの暗黙の了解みたいなもの」とあるが、なざか。
[单选题]私は昨春高校を卒業した二人の娘がいる。姉は大学受験に失敗して現在予備校生。妹の方は就職している。姉は小さいころから勉強が得意だが、妹は勉強は苦手だった。だが二人とも心の優しい子に育ってたと私は思っている。 先日、久しく顔を見せていない夫の弟が尋ねて来た。私と娘二人で迎え、にきやかに談笑していたが、途中から【61】話の「注」雲ゆきがあやしくなってきた。義弟がいやに姉の方にからむのだ。 「女なのに大学なんかに行ってどうするんだ。【62】学歴のある人間にろくなやつはいない。」 「注」気まずい空気を取り除くように妹は「おじさん、夕食にしよう。カレーがあるのよ。」と準備のために席を立った。昼の間に姉が久しぶりに会うおじさんのために作ったカレーである。カレーを口に運んだ義弟は「やっぱり勉強はできなくても、気立てのいい子の作った料理はおいしいなあ」と言った。カレーは妹が作ったもの思いこんでいたのだ。姉は【63】「ごめんなさい。」と席を外し、台所で泣いていた。彼女の心はズタズタに傷つけられてしまった。 義弟は中卒で苦労して生きてきた人間である。今までに学歴のある人間に何度も傷つけられてきたことだろう。一年以上も会っていない姪に「女のくせに、ロボットのように勉強ばかりしている。」といって、自分の劣等感をぶつけたのではないだろうか。 【64】姉の浪人が決定してから、励ましに来てくれた親類の方々話の内容も「私は学歴はないけれど、人間性だけはある。」という。最後には女の学歴の批判で終わる。みんな、女で浪人という表面ばかり見て、教師希望という目的意識を持った娘の内側を理解してくれる人はいなかった。 注: 雲ゆき:云的移动情况;形势 気まずい:不融洽,发窘 気立て:性情 63.姉が『「ごめんなさい」と席をはずし、台所で泣いていた。』のはなぜか
[单选题]最近、若い人たちの間で、古い時計に関心を持つ人が増えてきているらしい。時計、といっても腕時計である。気取った若者はリスト?ウオッチなどという。まずはともあれ、ロレックスという風潮も今なお健在のようだが、46それとは別に、戦前や戦後の古い手巻きの腕時計にこだわる人たちも目立つようになった。 時計の専門誌とか、時計評論家を名乗る人たちも出てきた。私もコンビニなどで、そういう雑誌を見かけると、つい買ってしまう。昔は車の雑誌ばかり読んでいたのだが、47最近は時計ジャーナリズムに目が行くようになってきた。地方の都市にも、必ず古い時計の専門店があって、そんな店を覗くのも楽しい。 ( 48 )コレクターではないので、買ったり売ったりはしない。この50年間で自分で買った腕時計は2個だけだ。その中の一つが古い49手巻きの時計で、かなり以前にチューリッヒの裏通りの店で見つけた。 3年に一度は必ず行なうように、と専門書に書かれているメインテンスも、購入後20数年、ぜんぜんやっていない。それにもかかわらず1932年生まれの古いジャガー?ルクルトは、ほぼ正確に時を刻みつづけているのだ。 素人考えだが、これも机の中にしまい込まずに適度に使っているのがいいかもしれない。 注: リスト?ウオッチ/ 限量表 ともあれ/ 无论如何 ジャナーリズム/ 报刊 コレクター/ 收藏家 チューリッヒ/ 苏黎世 メインテンス/ 维修,保养 ロレックス/ 劳莱克斯表 ジャガー?ルクルト/ 积家表 48.( )に入る言葉として、次のどれが適当なのか
[单选题]われわれ日本人は、昔から、空気と水とはほとんどただだと思ってきた。しかしそれも、 46これからは、かならずしもそうではなくなろうとしている。現在でもすでに水につ いては、大都市や工業地帯では、ただどころか、水道料金が下水道料金を含めて、急速に 高くなっていることに気がつくであろう。 水の値段のなかでも、下水処理の占める率が次第に高くなっているのであるが、これは 水の問題が単に供給の面だけでなく、自然界を汚染することを防ぐための処理という課題 を含んでおり、47これが面倒になってきたためである。要するに、これはきれいな水は ただでは飲めなくなってきたことを示すことにほかならない。 48空気についてもどうである。大気の汚染を防ぐために、いまたいへんな努力がされ ている。発電所でも化学工場でも、それを新設する場合、設備費の20パーセントあるい は30パーセントといった大きな費用が、大気汚染防止のために使われる状況になってき た。これが製品の値段、つまり、物価の上昇をもたらすことは、いうまでもない。このこ とは、きれいな空気もまた、ただではなくなったことを示している。 つまり、よりよい生活を求めて努力してきた結果として、物質的な豊かさを享受するよ うになったわれわれは、同時に、いろいろな困ったことの発生に遭遇して、それらと戦う 努力を強いられることになっているのである。 このような状況のもとにあっても、なおわれわれは、今後もよりよい生活を求めて努力 するにきまっている。しかし、その49「よりよい生活」の内容が、いままでと同じで あってもいいかどうか、という大きな問題に直面することになった。この問題の答えは簡 単には出て来ないであろうが、われわれはこの答えを求めて努力しなければ、50結局が 行き詰まるであろうことは明らかだと思われる。 注:行き詰まる/走投无路,陷入僵局 47.「これ」は何を指しているのか。
[单选题]文章Ⅱ 「子供のころ、親に褒められた記憶があまりない。しょっちゅう怒られていた」と、先日姉に話すと,「芙美子は気が利くのにあんたは、ってよく言われた」と言う。「それ、私には言わなかったんじゃないの」と応えると、「そんなことはない」と姉は言う。でも覚えていない。 父が晩年、糖尿病で食事を制限されている時に、食卓から食べてはいけないものを遠ざけると「どうしてお前はそういうことをするんだ」と怒られた。気を利かせたのに、である。私は几帳面だが、1度上司に「あんたといるとまわりのみんなの息が詰まる」と言われ、異動希望を出すと通った。 長所と短所は紙一重だと思う。判断の基準も人によって違う。几帳面さも気が利くことも一般的には長所だと思うのだが、私はどちらも短所として扱われた方が記憶に残っいる。どちらも損な性格のような気がしてならない事務所内の蛍光灯がチカチカしているのに、誰も取り替えようとしない。行動予定表の名札を50音順に並べてもあっという間に順番が崩れてしまう。そんなことは誰も気にしないようで、私一人がイライラし、ストレスをためている。 のんきな人がうらやましい。結婚してもくつろげない家庭になりそうだ。彼女は少しボーッとしていた方が、癒やし系でいいのかもしれない。 46.「芙美子は気が利くのにあんたは」とあるが、それは誰が誰に言ったのか。