单选题 2分

学者は言う。「この地方に数年あるいは数十年ごとに津波が起こるのは既定の事実である。( 41 )、これに備えることもせず、うかうかしているのは、そもそも不用意千万なことである」。 被害者側に言わせれば、...

学者は言う。「この地方に数年あるいは数十年ごとに津波が起こるのは既定の事実である。( 41 )、これに備えることもせず、うかうかしているのは、そもそも不用意千万なことである」。
被害者側に言わせれば、「それほど分かっていることなら、なぜ津波の前に間に合うように警告を与えてくれないのか」。
これは、昭和8年に3008人の死者を出した三陸地震津波の際、寺田寅彦が書いた随筆「津波と人間」の一節である。55年を経た今日も、状況はそれほど変わっていないのではないか。被害は、自然界の法則に従って、忘れずに必ずやってくる。42それが「忘れたころ」になるところに、人間界の弱みがある。
東海地震の切迫が警告され、大規模地震対策特別措置法ができてから10年になる。静岡県を中心とした指定地域では当初、住民の防災意識が盛り上がったが、最近では、「来ないじゃないか」と、警戒心が薄れ、貯蓄品の更新などを怠る傾向が出てきたことを防災関係者は心配している。この夏、伊豆半島東方沖で起きた記録的な群発地震で、ノイローゼ状態になったのは犬や猫で、人間の方はそれほど気にしていなかったそうだ。43笑い話としてすまされるだろうか。
自然は先を急いでいないだけで、危険が減ったわけではない。ところが、人間には、危険な情報を無視したいという心情がある。社会心理学では「44正常化の偏見」というが、これが警告や警報の軽視につながり、被害を大きくする要素になる。
注:うかうかする/稀里糊涂
42.「それ」は何を指しているのか。
  • A.災害の発生
  • B.自然界の法則
  • C.津波の発生
  • D.災害の警告

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